2022/01/06 詩篇43:2

なぜあなたは私を退けられたのですか。なぜ私は敵の虐げに嘆いて歩き回るのですか。 詩篇43:2

 神は、正義の統治者である。詩人は「私の訴えを取り上げ、不敬虔な民の言い分を退けてください。」と訴え、「欺きと不正の人から、私を助け出してください。」と祈る(1節)。しかし、苦境の現実は変わらず、神に見捨てられたように思い、「なぜ、どうして」と叫ばずにはおられない。では、そんな状況に置かれたら、神への信仰など役に立たないと信仰を捨ててしまうのか。旧約詩人はそのような思いは浮かばない。自分が神に創造され生かされている存在であり、神など信じなくとも生きて行けるなどとは思いもしない。人がどう思おうと、神はおられ、人はその統治下にあり、その意向に左右される。「なぜ、こんなことが」と思う事態も、やはり神の統治下にある。「私の救い、私の神を」(5節)と信じ続ける。

御子をくださった神様。どんな状況に置かれようとも、私へのあなたの愛と正義は変わらないことを信じます。

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